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【国際】

ウクライナ ゼレンスキー氏 当選確実 政治経験ない大統領選ぶ

21日、キエフの選対本部で、出口調査の結果に喜ぶゼレンスキー氏=ロイター・共同

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 【キエフ=栗田晃】ウクライナ大統領選の決選投票の投開票が二十一日行われ、出口調査と中間開票の結果から、人気コメディアンのウォロディミル・ゼレンスキー氏(41)が当選を確実にした。現職のペトロ・ポロシェンコ大統領(53)は再選を逃した。親ロシア派政権が崩壊した二〇一四年二月の政変後も政治不信が続いた中、有権者は政治経験のないリーダーを望んだ。

 大手シンクタンクなどによる全国出口調査の結果、ゼレンスキー氏の得票率は73%で、ポロシェンコ氏の25・5%に大差をつけた。主要メディアの出口調査もほぼ同様の結果となった。中央選管によると、暫定投票率は約62%。

 ゼレンスキー氏は二十一日夜、首都キエフの選挙本部で出口調査の結果発表を見守り、仲間と喜びを分かち合った。「ウクライナ国民全員に感謝している。絶対にがっかりさせないと約束する」と述べた。

 ポロシェンコ氏も記者会見し、「私は大統領の座を去る。大多数のウクライナ人の決断を受け入れる」と敗戦を認めた。ゼレンスキー氏は三月末の第一回投票で30%の得票率でトップ。人気テレビドラマで大統領役を演じた抜群の知名度を生かし、終始、選挙戦を優位に進めた。

 親欧米路線を継続しつつ、政府軍と親ロ派勢力の戦闘が続く東部紛争収束に向けた対ロシア外交も手腕が問われる。記者団の質問に「停戦合意のプロセスを踏襲しながら、再起動する。とにかく戦火を終わらせる」と語った。

<ウォロディミル・ゼレンスキー氏> 78年1月25日、現在のウクライナ南部クリブイリフ生まれ。キエフ国家経済大傘下のクリブイリフ経済大法学部卒業。97年にユーモアを競うロシアの有名テレビ番組「KVN」に出演するためのコメディーグループ「第95街区」を出身地の仲間と結成しリーダーに。同番組の看板になった。 (共同)

 

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