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【国際】

イスラム過激派犯行か スリランカテロ 死者290人、24人拘束

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 【コロンボ=共同】スリランカ政府報道官は二十二日、同国で起きた連続爆破テロについて「国内に限定したグループの犯行とは思えない」と述べ、国際的組織の支援を受けたとの見方を示した。警察当局は女を含む十一人の身柄を新たに拘束。先に拘束した十三人はイスラム教徒で、計二十四人になった。政府当局者は過激思想を持った同一グループが実行したとの見方を示しており、イスラム過激派が関与した疑いが強まっている。シリセナ大統領は二十三日午前零時(日本時間同三時半)、非常事態を宣言する。

 テロの死者は二百九十人で、五百人以上が負傷。日本政府関係者によると、死亡した高橋香さんは現地在住で、ホテルで夫、子どもと食事中、テロに巻き込まれたという。日本人の負傷者は四人で、高橋さんの夫と子どもが含まれているとみられる。

 在スリランカ日本大使館は、四人の命に別条はないと明らかにした。日本政府関係者らによると、一人は現地の日本大使館員。別の一人は出張中だったKDDI社員の矢島一巨(かずきよ)さん。

 政府報道官によると、国内のイスラム過激派「ナショナル・タウヒード・ジャマア(NTJ)」が関与した疑いがある。

 地元メディアによると警察当局は二十二日、最大都市コロンボ中心部にあるバス乗り場で、八十七個の爆発物を発見した。連続爆破テロで被害に遭った教会付近に止まっていた車の中でも爆発物が見つかり、爆破処理した。コロンボ郊外の国際空港付近でも手製の爆弾が発見され、軍当局が撤去した。

 地元メディアは当局者の話として、最初に発生した教会と高級ホテル計六カ所の爆発は、七人のスリランカ人による自爆テロだったと伝えた。

 警察当局がテロの予兆を把握しながら防げなかったことへの批判も出ている。インド主要紙によると、今月初めにインド政府がイスラム過激派によるテロ攻撃の危険性が高まっているとスリランカ政府に通報していた。

 

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