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【国際】

北、米に2億円要求 拘束大学生の治療費

 【ワシントン=後藤孝好】北朝鮮で拘束され、昏睡(こんすい)状態で帰国直後に死亡した米国人大学生オットー・ワームビアさんを巡り、米メディアは25日、北朝鮮が米国に治療費として200万ドル(約2億2000万円)を請求していたと相次いで報じた。CNNテレビによると、米側は北朝鮮の請求書類に署名したが、支払っていないという。トランプ米大統領は26日、ツイッターに「北朝鮮には、いかなる金も支払っていない」と投稿した。

 当時のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表が平壌を訪れてワームビアさんの解放交渉をしていた際、北朝鮮当局者から帰国を認める前に、治療費を支払うよう求められた。ユン氏が当時のティラーソン国務長官に判断を仰いだところ、トランプ米大統領から支払い同意書に署名するよう指示があったという。

 ワームビアさんは訪朝していた2016年1月、ホテルから政治スローガンが書かれた展示物を盗もうとしたとして拘束された。その後、15年の労働教化刑(懲役刑に相当)を言い渡されたが、17年6月に解放された時には昏睡状態に陥っていた。

 両親は昨年4月、北朝鮮による拷問があったとして米国内で損害賠償を求めて提訴。昨年12月に5億100万ドル(約550億円)の支払いを命じる判決が下されたが、北朝鮮は支払いに応じていない。

 

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