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【国際】

スペイン総選挙投票始まる 中道左派政権 初の審判

28日、スペイン・マドリード郊外で投票するサンチェス首相=ロイター・共同

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 【パリ=竹田佳彦】スペインで二十八日、総選挙(下院定数三五〇)の投票が始まった。即日開票し、同日夜(日本時間二十九日午前)に大勢が判明する。北東部カタルーニャ自治州の独立問題や不法移民の流入への反発から極右勢力が支持を広げる中、昨年六月に誕生した中道左派の社会労働党(PSOE)政権が初めて国民の審判を受ける。

 首都マドリード郊外で投票したサンチェス首相は、記者団に「スペインの未来が開ける日になることを期待する」と述べ、国のかじ取りへ過半数の獲得を期した。一九七八年の民主化後、国政で初めて議席獲得が予想される極右政党ボックス(VOX)のアバスカル党首も投票し「歴史的な性格を持つ選挙になるだろう」と述べた。

 政権は中道右派・国民党(PP)の前政権に対する不信任案可決で誕生した。しかし少数与党のPSOEは下院で八十四議席にとどまり、政権運営のため急進左派ポデモスやカタルーニャおよび北部バスク地方の独立派少数政党から協力を得た。

 選挙戦で右派各党は、独立派勢力との連携を激しく非難。PPのカサド党首は、テレビ討論会で「スペインを分割したがる人にひざまずかない首相がほしい」と述べた。

 VOXは二〇一三年、PPの政策に不満を持つ議員らが離脱して結成した。昨年十二月に南部アンダルシアの州議会選で初めて議席を獲得し、総選挙でも躍進が予想される。

 世論調査によると、PSOEが第一党になる見込み。過半数を得る政党はなく、連立政権や閣外協力の交渉が始まるとみられる。

 

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