東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 4月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

米ユダヤ教会堂で発砲 サンディエゴ近郊、1人死亡

27日、米西部カリフォルニア州サンディエゴ近郊で、発砲事件が発生したシナゴーグ(ユダヤ教会堂)の外で抱き合う人たち=AP・共同

写真

 【ニューヨーク=赤川肇】米西部カリフォルニア州サンディエゴ近郊パウウェイ市のシナゴーグ(ユダヤ教会堂)で二十七日午前十一時半ごろ、銃乱射事件があり、AP通信によると、六十歳の女性一人が死亡、男性のラビ(指導者)や少女(8つ)ら計三人が負傷した。警察当局は白人のジョン・アーネスト容疑者(19)を拘束した。ボー市長はCNNテレビに「憎悪犯罪(ヘイトクライム)」との見方を示した。

 同日はユダヤ教の祝祭「過ぎ越し祭」の最終日で、礼拝堂には約百人の信徒らが集まっていた。

 警察当局によると、容疑者はサンディエゴ在住で、礼拝堂に入り半自動小銃を乱射。車で逃走した後、自ら通報し、抵抗せずに投降した。当局は容疑者によるとみられる会員制交流サイト(SNS)への書き込みや声明文を分析しているほか、三月下旬に現場から約二十キロの同州エスコンディードのモスク(イスラム教礼拝所)で起きた放火事件への関与も調べている。

 地元紙サンディエゴ・ユニオン・トリビューン電子版によると、声明文は「白人の殉教者」を自称し、「私の人種を破壊しようとする全ての者」への嫌悪感を表明。反ユダヤ主義的な言及や、ニュージーランドのモスクで三月中旬に起きた銃乱射事件に感化されエスコンディードのモスクに放火した旨の記述もあった。

 トランプ米大統領はホワイトハウスで記者団に、被害者らへの弔意を示した上で「現時点では憎悪犯罪のようだ。真相にたどり着くはずだ」と述べた。

 米国はトランプ政権下で、特定の人種や宗教を標的にした憎悪犯罪や憎悪団体の伸長が目立っている。

 米連邦捜査局(FBI)によると、二〇一七年に報告された憎悪犯罪は前年比17%増の七千百七十五件と三年連続で増加。中西部ペンシルベニア州ピッツバーグのシナゴーグでは一八年十月、十一人が死亡する銃乱射事件があり、「ユダヤ人を殺す」などと半自動小銃を乱射した四十代の男が殺人罪などで起訴された。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報