東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 4月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

バイデン氏、初の選挙演説 米大統領選 民主、主戦場奪還狙う

29日、米ペンシルベニア州ピッツバーグで演説するバイデン前副大統領=共同

写真

 【ピッツバーグ=共同】来年の米大統領選に出馬表明した民主党重鎮のバイデン前副大統領(76)は二十九日、ラストベルト(さびた工業地帯)の一角にある東部ペンシルベニア州ピッツバーグで初の選挙演説を行い、トランプ大統領の政権運営を徹底批判した。トランプ氏が前回大統領選で労働者票を取り込み勝利した同州は民主党が奪還を狙う主戦場。バイデン氏は政権打倒は「ここで起きる」と巻き返しへの決意を示した。

 大統領選の民主党候補指名は二十人が争い、バイデン氏が支持率トップ。二位の最左派サンダース上院議員ら他候補も勝敗の鍵を握るラストベルト各州に入っている。共和党ではトランプ氏に対抗してウェルド元マサチューセッツ州知事(73)が出馬。トランプ氏も激戦州で集会を行い、舌戦が本格化している。

 バイデン氏はトランプ氏が大型減税などで富裕層を優遇している上、社会を分断していると指摘。「トランプ氏は国全体の代表者ではない。全国民のために働く大統領が必要だ」と訴え、自身は労働者重視で「中間層を再建する」と強調した。

 トランプ氏は二十九日、バイデン氏が副大統領を務めたオバマ前政権は「仕事をしなかった」とツイッターで非難。トランプ政権下で「ペンシルベニアは鉄鋼業回復で失業率が最低になった」とバイデン氏をけん制した。

 鉄鋼業が衰退したピッツバーグなどラストベルトの各都市は経済が低迷。労働者層は伝統的に民主党の支持基盤だが、トランプ氏は前回大統領選で「製造業を回復して雇用を取り戻す」と訴えて支持を奪い、ペンシルベニア州で共和党候補として一九八八年以来の勝利を収めた。

 民主党は次期大統領選の重点州と位置付け、バイデン氏は労働組合の支援を取り付けて組織戦を展開する戦略を描く。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報