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【国際】

IS指導者か 5年ぶり映像 「スリランカテロは報復」

29日発表されたビデオ声明で話すIS指導者バグダディ容疑者とされる男=ISメディア部門アルフルカーン提供、ロイター・共同

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 【カイロ=奥田哲平】過激派組織「イスラム国」(IS)の指導者アブバクル・バグダディ容疑者とみられる男の映像が二十九日、IS系列のサイトで公開された。スリランカで二百五十人以上が犠牲になった二十一日の連続爆破テロについて、IS最後の支配地域だったシリア東部バグズが三月に奪還されたことへの「報復」と主張した。

 映像は約十八分間で、バグダディ容疑者とみられるひげを蓄えた男が、部下らしき三人の男に向かって語った。スリランカのテロについて「兄弟はイスラム教徒の心を奮い立たせ、十字軍の人たちを眠れないようにした」と称賛した。

 さらに「さらに多くの戦いが待っている」と述べ、殺害または拘束された仲間のためにテロを続けるよう呼び掛けた。撮影時期は不明だが、四月上旬にスーダンやアルジェリアで起きた政変についても触れた。

 バグダディ容疑者の安否を巡っては死亡説など真偽不明の情報がたびたび流れた。映像が真実なら、姿を現すのは二〇一四年七月にイラク北部モスルのモスク(イスラム教礼拝所)で演説して以来約五年ぶり。

 ISは最後の拠点だったバグズを失ったことでイラクとシリア両国での組織的な支配地域は消滅した。だが、IS戦闘員は潜伏し、世界各地ではISに忠誠を誓った関連組織が活発だ。映像の最後には各関連組織ごとに報告文書を受け取る場面があり、ISの健在ぶりをアピールする狙いとみられる。

 

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