東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

北朝鮮が飛翔体発射 新型ロケット砲か 日本海へ70〜200キロ飛行

写真

 【ソウル=境田未緒】韓国軍合同参謀本部は四日、北朝鮮が同日午前九時六分から二十七分(日本時間同)にかけて、東海岸・元山(ウォンサン)北側の虎島(ホド)半島付近から北東に向けて短距離の飛翔(ひしょう)体数発を発射したと発表した。飛翔体は日本海を七十〜二百キロ飛行した。韓国軍関係者によると、飛翔体は弾道ミサイルではなく、新型放射砲(多連装ロケット砲)との見方が出ている。

 参謀本部は当初、「短距離ミサイル」と発表したが、その後「短距離の発射体(飛翔体)」と表現を変えた。弾道ミサイルでなければ国連安保理の制裁に違反しない。韓国の専門家からは、規模を縮小したとはいえ実施されている米韓合同軍事演習への対抗措置との見方や、軍事体制強化のための実際的な発射実験といった分析が出ている。

 北朝鮮は、二〇一七年十一月二十九日に新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」を発射して以降、大きな軍事挑発はしていない。米朝の非核化交渉が停滞する中、この四月には金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が「新型戦術誘導兵器」の発射実験に立ち会ったが、兵器の内容は明らかにしていない。

 今回の飛翔体発射を受け、韓国政府は鄭義溶(チョンウィヨン)大統領府国家安保室長らによる緊急会議を開催。発射は昨年九月の南北間の軍事合意の趣旨に反するもので「非常に憂慮している」との声明を発表し、北朝鮮に対して「朝鮮半島での軍事的緊張を高める行為を中断すること」を要求。北朝鮮が速やかに「対話再開への努力に積極的に参加すること」を期待するとした。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報