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【国際】

ガザからロケット弾600発 イスラエル報復200カ所超

4日、パレスチナ自治区ガザで、イスラエル軍の空爆を受けるトルコ・アナトリア通信の事務所が入った建物=ゲッティ・共同

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 【カイロ=奥田哲平】パレスチナ自治区ガザの保健当局は五日、イスラエル軍の攻撃が続き、三日以降の死者は少なくとも計十四人に達したと発表した。ガザを実効支配するイスラム主義組織ハマスからのロケット弾発射も続き、イスラエル側でも三人が死亡した。報復合戦による被害拡大が懸念される。

 ガザで三日にあったデモで、一部参加者がイスラエル軍に発砲し、兵士二人が負傷。これが発端となり、四日以降にガザから六百発のロケット弾が発射され、一部が民家を直撃した。同軍はハマスや武装組織「イスラム聖戦」の関連施設二百カ所以上を攻撃した。ガザ当局は、犠牲者の中に女児(1つ)と妊娠中の女性(37)も含まれるとしている。

 ガザでは昨年三月から抗議デモが続き、散発的に軍事衝突に発展している。イスラム聖戦は声明で、今年三月末に結んだ一時停戦の合意が履行されていないと主張。ガザはイスラエルの経済封鎖で生活苦が続いている。ハマスなどは瀬戸際戦術で譲歩を引き出す狙いだ。ただ、四月の総選挙で右派陣営を率いて勝利したネタニヤフ首相は強硬策に出る可能性が強い。

◆トルコ通信社の建物にも空爆 イスラエル軍戦闘機

 【イスタンブール=共同】トルコのアナトリア通信は四日、パレスチナ自治区ガザで同通信の事務所が入った建物をイスラエル軍の戦闘機が同日空爆したと伝えた。死傷者は報告されていないという。トルコのエルドアン大統領はツイッターでイスラエルの攻撃を強く非難した。

 同通信によると、少なくともロケット弾五発が建物に撃ち込まれた。エルドアン氏は、トルコとアナトリア通信はガザなどでのイスラエルの「テロ行為」を世界に伝え続けると強調した。チャブシオール外相ら他の政府幹部も一斉にイスラエルを批判した。エルドアン政権はイスラム色が強く、パレスチナ問題でイスラエルをたびたび非難。イスラエルのネタニヤフ首相もエルドアン氏への反発を何度も示している。

 

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