東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

正恩氏立ち会い砲撃訓練 北の飛翔体、米韓に揺さぶりか

日本海上で行われた北朝鮮の火力打撃訓練の様子

写真

 【北京=城内康伸】北朝鮮国営の朝鮮中央通信は五日、軍部隊の火力打撃(砲撃)訓練が四日、日本海海上で行われ、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が立ち会ったと報じた。北朝鮮は同日、東海岸の元山(ウォンサン)付近から飛翔体(ひしょうたい)数発を発射しており、これを指すとみられる。新型のミサイルとみられる兵器の発射も行われたようで、米韓を揺さぶる狙いがあるとみられる。

 同通信によると、訓練は大口径長距離放射砲(多連装ロケット砲)や、巡航ミサイルとみられる戦術誘導兵器の運用能力を点検する目的などで実施。正恩氏は部隊の迅速な対応能力に「大きな満足の意」を表明した。

 その上で、「いかなる勢力の脅威と侵略からも国の自主権と経済的自立を守るため、戦闘力強化のための闘いをさらに力強く繰り広げなければならない」と強調した。

 五日付の労働新聞(電子版)は、車両に搭載したロケット砲が次々に発射される場面や、正恩氏が双眼鏡で訓練を見守る様子などの写真計十五枚を載せた。

 二月の米朝首脳会談が事実上決裂した後、米朝対話は停滞。さらに北朝鮮は規模を縮小して行われた米韓軍事演習にも反発し、正恩氏は「朝鮮半島情勢は元の状態に戻りかねない危険な状況」と警告している。

 訓練は、北朝鮮が再び緊張を高める能力があると示して米韓をけん制し、国内向けには、圧力には屈しない姿勢を印象付け、正恩氏への求心力を高める目的とみられる。

訓練を指導する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長=いずれも4日、朝鮮中央通信・共同

写真
 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報