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【国際】

ロシア機炎上 手荷物取り出し逃げ遅れか

 旅客機は滑走路に激しく接触、エンジンが火を噴き、機体後部が真っ赤な炎に包まれた。五日、モスクワのシェレメチェボ空港で炎上したアエロフロート機。乗客らは前部の緊急脱出スライドから必死に次々と避難したが、逃げ遅れた人も多く、明暗を分けた。

 インタファクス通信によると、機体が火に包まれている中でも後部座席の一部乗客が荷物棚から手荷物を取り出そうとして逃げ遅れ、大きな犠牲につながった。

 ロシアメディアが伝えた乗客らの証言によると、旅客機はモスクワを離陸直後、雷に直撃された。ある客室乗務員は、機体左側で軽い衝撃音があり、黒煙が立ち上ったと話した。

 機長は同空港の管制官に緊急事態発生と引き返しを何とか連絡するが、コックピットの計器類が停止し、機長は目視と手動で緊急着陸を試みた。

 乗客がツイッターに投稿した映像は、滑走路を走行する機内の窓から左翼エンジンが炎上する様子を捉えていた。離陸から約三十分後の緊急着陸だったため、燃料タンクがほぼ満杯だったことも災いした。

 機内は悲鳴が飛び交い、大混乱に陥ったが、客室乗務員は懸命に乗客を誘導した。「足で蹴飛ばしてドアを開け、乗客一人一人の襟首をつかむようにして脱出させた」。女性乗務員のタチヤナ・カサトキナさんは地元メディアに語った。乗務員の一人は乗客の脱出を優先させて逃げ遅れたとみられ、命を落とした。 (モスクワ・共同)

 

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