東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

米、北貨物船を差し押さえ 国連制裁違反し石炭輸出

 【ワシントン=共同】米司法省は九日、国連制裁に違反し北朝鮮から石炭を輸出していた北朝鮮船籍の貨物船を差し押さえたと発表した。北朝鮮の制裁逃れを非難し、阻止に向けて「最大限の圧力を加える」と摘発を続ける方針を表明した。国連制裁違反による北朝鮮船舶の差し押さえは初めて。北朝鮮が短距離ミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体を発射して間もないタイミングで公表し、強くけん制した。

 米司法省は、貨物船の活動は国連制裁決議や米国の独自制裁に違反していると指摘。声明で「北朝鮮政権の挑戦的態度を終わらせるため」最大限の圧力を加えると強調した。トランプ氏は昨年六月の史上初の米朝首脳会談に先立ち「最大限の圧力」という言葉は使わないと表明していた。

 司法省の発表や当局者によると、貨物船は北朝鮮が石炭を輸出し、機械を輸入するために利用。昨年三月十四日ごろに北朝鮮西部の南浦(ナムポ)で石炭を積み、同年四月二日ごろにインドネシアの海事当局が拿捕(だほ)。その後、米国が令状に基づき差し押さえ、現在は米領サモアに向かっているという。

 貨物船を保有していたのは朝鮮人民軍系企業で、米財務省は二〇一七年六月に同社を制裁対象に指定した。船は船籍を第三国と偽るなどして活動していたという。国連や米国は、北朝鮮が主要輸出品の石炭の取引を通じて大量破壊兵器開発の資金を獲得しているとして、輸出に制裁を科している。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報