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【国際】

日米、弾道ミサイル断定 9日の北飛翔体 国連決議違反

北朝鮮が9日発射した飛翔体=いずれも朝鮮中央通信・共同

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 【ワシントン=金杉貴雄】米国防総省は九日(日本時間十日)、北朝鮮が同日発射した飛翔体(ひしょうたい)は、複数の弾道ミサイルだったと断定した。日本政府も「短距離弾道ミサイルとみられる」と認めた。弾道ミサイル発射は国連安全保障理事会の決議違反となり、非核化交渉が進まない中、朝鮮半島は再び緊張の度合いを増す恐れがある。

 トランプ大統領は九日、ホワイトハウスで記者団に、発射を繰り返す北朝鮮について「彼らは(米国との)交渉の準備ができていないようだ」といら立ちを示した。

 北朝鮮は九日午後、北西部の平安北道亀城(ピョンアンプクトクソン)から短距離ミサイルと推定される飛翔体を一発ずつ、計二発を発射。国防総省の分析では、発射されたのは弾道ミサイルで、東方に三百キロ以上飛行し、海上に着弾したという。

 トランプ氏は、北朝鮮の発射について「われわれはまさに今、とても深刻に見守っているところだ。射程の短いミサイルだが、誰も幸せではない」と不快感を示した。

 一方で「彼らは交渉したいのは知っている。交渉しようとしている」とも強調。北朝鮮が、非核化と制裁解除を段階的に進める交渉に応じない米国をけん制しようとしているとの見方を示した。

9日、「前線・西部戦線防御部隊」の火力打撃訓練を視察する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長

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◆岩屋防衛相「米韓と対応連携」

 岩屋毅防衛相は十日の記者会見で、北朝鮮が九日に発射した飛翔(ひしょう)体について「短距離弾道ミサイルを発射したとみられる」と明言した。弾道ミサイルの発射を禁じた国連安全保障理事会の制裁決議に関しては「明白に違反するもので誠に遺憾だ」と語った。

 制裁決議違反に対する今後の対応については「米国や韓国と連携し、適切に対応していく」と述べるにとどめた。

 岩屋氏は「わが国の領域や排他的経済水域への飛来は確認されていない。直ちに安全保障に影響を与えるものではない」とも説明。発射数や飛距離、ミサイルの種類などについては「さまざまな見方があり、さらに分析する必要がある」として明言を避けた。 (上野実輝彦)

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