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【国際】

「米国との戦争は求めていない」 イラン・ハメネイ師

 【カイロ=奥田哲平】トランプ米政権が中東地域に原子力空母などを派遣してイランへの圧力を強化する中、イランの最高指導者ハメネイ師は十四日、「米国との戦争は求めていない。それは米国も同じだ」と述べ、米国との武力衝突を望まない考えを示した。

 米国はイラン核合意を離脱し、核開発や弾道ミサイル開発停止、地域紛争介入の撤退など十二項目を要求。ハメネイ師のウェブサイトによると、政府高官らに向けた十四日の演説で「交渉は有毒だ。国家の明確な決定は米国に抵抗することだ」と強調しつつ、決定的な軍事的対立は避けたい意向をにじませた。

 ただ、十四日にはイエメンの親イランの反政府武装勢力フーシ派が、米同盟国のサウジアラビアの油送管を無人機で攻撃。十二日にはアラブ首長国連邦(UAE)沖合でサウジなどの石油タンカーが何者かに「破壊活動」を受ける事件が発生した。一部の米メディアはイランやその影響下にある武装勢力による攻撃の可能性があると報じている。

 いずれもイラン関与の具体的証拠はないが、「イランや代理勢力が中東の米軍への攻撃を準備している」(国防総省)と警告した通りの展開。中東情勢の緊張が一段と高まる恐れがある。ロイター通信によると、イランのザリフ外相は十四日、インドで「地域の緊張を引き起こすための行動があると予測していた。米政府の過激な個人が緊張を押しつけようとしている」と自国の関与を否定した。

 

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