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【国際】

中国、ウィキペディア遮断 「天安門30年」控え規制か

 【上海=浅井正智】インターネット百科事典「ウィキペディア」を運営する米国の非営利組織ウィキメディア財団は十七日、ウィキペディアへのアクセスが、中国で全面的に遮断されたと明らかにした。学生を中心にした民主化運動を武力弾圧した天安門事件から六月四日で三十年を控え、規制を強めたとみられる。

 財団は「知識へのアクセスは基本的人権であり、遮断は知識の収集・共有を妨げる」と非難。中国政府にアクセスを回復するよう求めた。遮断について中国からの通知はないという。

 中国当局は二〇一五年六月から、ウィキペディアの中国語版をブロックしてきた。今回は英語やフランス語など全言語へのアクセスが遮断の対象になった。

 中国には、共産党政権に不都合な民主化運動や少数民族問題などの情報流入を阻止する「グレート・ファイアウオール」と呼ばれるネット検閲システムがあり、グーグルの検索エンジンやフェイスブック、ツイッターのほか、中国の体制批判をする海外のサイトも見られなくなっている。習近平(しゅうきんぺい)政権になってからは、規制をかいくぐる仮想プライベートネットワーク(VPN)への取り締まりも強化している。

 

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