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【国際】

オーストリア副首相辞任 選挙支援見返り ロ財閥に便宜か

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 【ベルリン=近藤晶】オーストリア連立政権の一角を担う極右、自由党党首のシュトラッヘ副首相=写真(中)、AP・共同=は十八日に会見し、副首相と党首を辞任したと発表した。ロシアの新興財閥(オリガルヒ)関係者とされる人物に対し、選挙支援の見返りに便宜供与を示唆した疑惑が浮上。二十三日から始まるEUの欧州議会選でEU懐疑派勢力に打撃となる可能性もある。

 独誌シュピーゲルと南ドイツ新聞が十七日、シュトラッヘ氏らのやりとりを隠し撮りした動画とともに疑惑を報じていた。シュトラッヘ氏は総選挙前の二〇一七年七月、スペイン・イビサ島で、他の党幹部とともに新興財閥関係者を名乗る女性と会い、支援の見返りに公共工事の契約で便宜を図ると約束。党への迂回(うかい)献金の方法も伝えていた。

 シュトラッヘ氏は記者会見で「愚かで無責任で、間違いだった」と謝罪したが、違法行為はしていないとして「政治的な暗殺だ」と主張した。

 反移民・反EUを掲げる自由党は一七年十月の総選挙で第三党に躍進。第一党となった中道右派、国民党との連立政権が発足した。自由党の後任党首にはホーファー運輸・技術革新相が就任する。

 オーストリアのメディアによると、ウィーンで十八日、約五千人が総選挙の実施とクルツ首相の辞任を求めてデモを行った。

 

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