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【国際】

オーストリア 極右、全閣僚辞任へ 前党首疑惑 首相が内相更迭

 【ベルリン=近藤晶】オーストリアの極右、自由党前党首を巡る便宜供与疑惑で、クルツ首相は二十日、捜査を担当する自由党のキクル内相を更迭すると発表した。連立政権に参加していた自由党側は反発し、国防、運輸、保健相など党所属の全閣僚を辞任させる意向を明らかにした。DPA通信などが伝えた。

 クルツ氏は二十日、閣僚の解任権限を持つファンデアベレン大統領にキクル氏の更迭を提案したと表明。かつてキクル氏が自由党幹事長を務めていた経緯を踏まえ、疑惑解明には「完全な透明性が必要だ」と強調した。自由党の閣僚が辞任した場合は、官僚や専門家らを充てる方針を示した。

 自由党前党首のシュトラッヘ氏を巡っては、前回総選挙前の二〇一七年夏にロシアの新興財閥(オリガルヒ)関係者とされる人物に選挙支援の見返りに便宜供与を示唆した疑惑が浮上し、十八日に副首相と党首を引責辞任した。

 これを受け、中道右派の与党、国民党を率いるクルツ氏は自由党との連立を解消し、早期の解散総選挙を表明。九月にも国民議会(下院、百八十三議席)選挙が行われる見通し。

 

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