東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

シリア 政権軍、化学兵器使用か 米は武力行使を示唆

 【カイロ=奥田哲平】米国務省は二十一日、シリア北西部でアサド政権軍が化学兵器を使用した疑いがあるとして、「もし使用が証明されれば、ただちに適切に対処する」と三度目の武力行使に踏み切る可能性を示唆した。ロイター通信などが伝えた。

 国務省のオルタガス報道官は、政権軍が十九日に塩素ガスによる砲撃を行った兆候があるとして、情報を収集していると説明。トランプ米政権は化学兵器使用を巡り二〇一七年四月と一八年四月に政権軍への攻撃を実施している。

 ただ、シリア人権監視団(ロンドン)のアブドルラフマン所長は本紙に「本当に使用されたのか疑わしい」と述べた。塩素ガスが使用されたと最初に報じたのは、国際テロ組織アルカイダ系の「シリア解放機構」(旧ヌスラ戦線)の系列メディア。現場写真はなく、死傷者はいないという。

 シリア北西部のイドリブ県と周辺部は、反体制派が実効支配する最後のとりで。昨年十月にロシアとトルコが前線地域に非武装地帯(DMZ)を設置して小康状態になったが、「シリア解放機構」がほぼ全域を掌握したことで、四月下旬から政権軍とロシア軍による攻撃が激化。人権監視団によると、これまでに市民ら百八十人が死亡している。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報