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【国際】

LGBTへの差別 ブラジル犯罪化へ 最高裁全員の賛否後決定

 【ニューヨーク=赤川肇】南米ブラジルの連邦最高裁は、同性愛など性的少数者(LGBT)差別を犯罪とみなす判断を示した。判事十一人のうち過半数の六人が二十三日までに法制化に賛成、六月五日に判事全員の賛否がまとまった上で正式決定する。AP通信などが報じた。人種差別を最高禁錮五年の刑とする法律を改正し、同性愛者や心と体の性が一致しないトランスジェンダーへの差別も当てはめる。国会で法制化が進まない現状に対し、人権団体などが性的少数者への差別は「違憲だ」と司法判断を求めていた。

 ブラジルでは宗教的背景から同性愛嫌悪などが根強い。一月に就任したボルソナロ大統領は就任前、「息子がゲイになるより、事故で死んでくれた方がいい」といった差別的発言で知られ、同性愛嫌悪を公言。人権団体「グルポ・ゲイ・ダ・バヒア」によると、ブラジルで二〇一七年に殺されたLGBTは四百四十五人で前年から三割増えた。

 最高裁の判断に、当事者団体代表のブルナー・ベネビデスさんはAPに「LGBT嫌悪の国家元首の下、とてもいいタイミング。最高裁は私たちを保護する責任を果たした」と語った。

 

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