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【国際】

磯崎さん「建築の転換期に受賞、感無量」 プリツカー賞式典で演説

24日、パリ近郊のベルサイユ宮殿であったプリツカー賞の授賞式で笑顔を見せる磯崎新さん(中)=共同

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 【ベルサイユ=共同】建築界のノーベル賞といわれ、優れた建築家に贈られる米プリツカー賞を日本の磯崎新さん(87)に授与する式典が二十四日、パリ近郊のベルサイユ宮殿で開かれた。先鋭的なデザインで長年にわたり世界の第一線で活躍してきた磯崎さんは受賞演説で「建築の意味が広がる転換期に受賞し、感無量だ」と語った。

 磯崎さんは一九七九年に始まったプリツカー賞の立ち上げに関わったことを紹介し「手探りで始まった賞が約十年で世界から注目されるようになった」と振り返った。

 自身の建築手法について「一つのスタイルに固執したくない。依頼者と対話を重ねて良い解決を見つける。変化が私の特徴と考えてきた」と説明し「信頼して仕事をさせてくれた人たちと賞を共有したい」と述べた。

 式典に先立ち、フランスのマクロン大統領がパリのエリゼ宮(大統領府)に磯崎さんらを迎え「建築を巡り、西洋と東洋の対話に常に努めてきた。真に国際的な最初の建築家の一人」だとたたえた。磯崎さんは記者団に「うれしいひとときだった」と語った。

 磯崎さんは三一年、大分市生まれ。日本国内での代表作には大分県立大分図書館(現アートプラザ)、群馬県立近代美術館、つくばセンタービルなどがあり、バルセロナ五輪屋内競技場など海外の建築も多い。

 プリツカー賞は米ハイアット財団が主宰。日本人の受賞は二〇一四年の坂茂さんに続き八人目。

 

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