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【国際】

極右伸長「すべてが変わる」 欧州議会選 英離脱党が圧勝

26日、フランス・パリで、メディアに応じる国民連合のマリーヌ・ルペン党首=ロイター・共同

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 【パリ=竹田佳彦、ロンドン=藤沢有哉】欧州連合(EU)の欧州議会選挙で二十六日夜、極右やEU懐疑派の伸長が伝わると、各国の党首らが満面の笑みで「欧州ですべてが変わる」と気勢を上げた。

 「人々の勝利だ。誇りと尊厳を手に、権力を取り戻した」。フランスの極右「国民連合」のマリーヌ・ルペン党首は国内第一党になるとの予想が伝えられると、パリで支持者を前に勝利宣言した。会場からは「マリーヌ! マリーヌ!」と歓喜の声が上がった。

 前回二〇一四年の選挙でも前身の「国民戦線」が第一党を獲得したが、一七年の大統領選でマクロン大統領に敗北。欧州議会でも一時、給与不正流用問題で訴追された。今回、第一党を奪回し、雪辱を果たした格好だ。ルペン氏は、与党「共和国前進」を率いるマクロン氏に対し「国会の解散以外に選択肢はない」と迫り、「政権交代へ大きな動きが今夜生まれた」と自信を見せた。

 EU各国の極右グループの結集を図るイタリアの極右「同盟」も、30%以上の支持を得て圧勝の勢い。同党を率いるサルビーニ副首相は、「イタリアで第一党。感謝」と手書きした紙を手に、満面の笑みを浮かべる写真を公表。「欧州の規則も規制も変わらなければならない」と強調した。

 英国では、EUからの「合意なき離脱」を辞さない「離脱党」が国内第一党を確実にした。英BBC放送によると、英国に配分される七十三議席のうち六十四議席が確定した時点で、同党は四割超の二十八議席を獲得した。辞任を表明したメイ首相の与党・保守党は離脱支持層を奪われた形で惨敗。離脱党のファラージ党首は「もし英国が(離脱期日の)十月末に離脱しなかったら、総選挙で今日の結果が繰り返されるだろう」と気勢を上げた。

27日、イタリア・ミラノで記者会見のため姿を見せたサルビーニ副首相=AP・共同

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26日、英南部で、欧州議会選の英国分の開票状況を確認する新党「離脱党」のファラージ党首(中)=AP・共同

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