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【国際】

「タンカー攻撃はイラン機雷」 UAE訪問のボルトン氏主張

 【カイロ=奥田哲平】ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は二十九日、訪問先のアラブ首長国連邦(UAE)で、UAE沖で今月起きた商船への「破壊行為」について、「かなりの確率で、機雷はイランのものだ」との認識を示した。ロイター通信が伝えた。イランと敵対するサウジアラビアは三十日、アラブ諸国の緊急首脳会合を開く予定で、何らかの強硬策を打ち出す可能性がある。

 事件は今月十二日にUAE東部フジャイラ沖で発生。石油タンカーなど四隻が「破壊行為」を受け、船底などが損傷した。米軍統合参謀本部は二十四日、船体に張り付けて爆破する吸着型爆弾の一種とし、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」が関連しているとの見方を示した。

 ボルトン氏は会見で、今月十四日にサウジの油送管が攻撃され、十九日にイラクの首都バグダッドの米国大使館近くにロケット弾が撃ち込まれた事件に関しても、イランの挑発行為説を主張。ただ、いずれも実行犯は特定されておらず、イランも関与を否定している。

 一連の事件を受け、アラブ諸国の緊急首脳会合を呼び掛けたサウジは、イランと地域覇権を競い、イエメン内戦で「代理戦争」を繰り広げている。トランプ米政権の対イラン強硬策を後押ししてきた経緯もあり、一部に「邪悪な行為は罰を受けるとイランに思い知らせるため、局所攻撃すべきだ」(サウジ紙アラブニュースの十六日付社説)との開戦論さえある。ボルトン氏は「次に何をするべきか、同盟国と密接に相談している」と述べた。

 

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