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【国際】

モラー氏退任、米議会に委ね ロシア疑惑「トランプ氏の潔白 確信ない」

 【ワシントン=金杉貴雄】トランプ米政権のロシア疑惑を捜査してきたモラー特別検察官は二十九日、司法省で捜査終結と退任を表明し「もし大統領が罪を犯していないとの確信があれば、捜査報告書にそう書いていた」と語り、司法妨害についてトランプ氏が完全に潔白ではないとの認識を示した。野党民主党は、議会に責任が委ねられたとして追及姿勢を強めた。

 モラー氏は、現職大統領の訴追が元々選択肢になかったと説明。その上で「憲法は大統領の不正追及に対し、刑事司法制度以外の手続きを求めている」と指摘し、議会の判断に委ねる考えを示唆した。

 これを受け、ナドラー下院司法委員長(民主党)は記者会見で「大統領の犯罪やうそに対処する責任は議会にある。全ての選択肢を検討する」と語り、弾劾も排除しない考えを示した。

 米紙の集計によると、民主党内で弾劾手続き開始を支持する議員は三十人以上。次期大統領選の候補者でも、ウォーレン上院議員や複数の若手候補が弾劾を求める一方、支持率トップのバイデン前副大統領は慎重姿勢だ。

 共和党で弾劾支持を表明している連邦議会議員は、アマーシュ下院議員のみ。民主党のペロシ下院議長らは、世論の支持が得られず、上院で可決困難な大統領の弾劾はむしろトランプ氏を利すると党内に自重を呼び掛け、当面議会での調査に力を注ぐ考えを示した。

 トランプ大統領は二十九日、「証拠が不十分であることは、われわれの国では無罪」と強調。「共和党の大統領をどうやって弾劾するのか。魔女狩りだ!」とツイッターに書き込んだ。

 

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