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【国際】

日本のタンカーに砲撃 イラン沖、ホルムズ海峡 台湾の船も被害、攻撃側不明

13日、ホルムズ海峡付近で攻撃を受けて火災を起こし、オマーン湾で煙を上げるタンカー。2隻が攻撃を受けたが、いずれのタンカーかは不明=AP・共同

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 イラン沖のホルムズ海峡近くで十三日朝(日本時間同日昼)、東京都内の海運会社「国華産業」が運航するタンカーと台湾の石油大手、台湾中油のタンカーが攻撃を受け、二隻とも火災が発生した。国華産業のタンカーは砲弾を受けた。両船とも日本人は乗っていなかった。何者が攻撃したのか不明で、イラン政府は関与を否定した。

 安倍晋三首相は、情報収集と乗組員の安全確保に万全を期すよう指示した。

 世耕弘成経済産業相は「現時点で日本のエネルギー供給に問題はない」としたが、ニューヨークの先物相場では原油価格が高騰した。

 国華産業のタンカー乗組員はフィリピン人二十一人で、一人が軽傷を負った。台湾中油の乗組員はロシア人らで二十三人全員が無事だった。

 イランを巡ってはトランプ米政権やサウジアラビアとの対立激化で緊張が高まっており、安倍氏は仲介のため訪問中だった。産油国に囲まれたホルムズ海峡はエネルギー供給の大動脈で、これまでも中東の緊張が高まると、タンカー攻撃があり、封鎖の警告が繰り返されてきた。

 国華産業などによると、同社が運航していたタンカー「KOKUKA COURAGEOUS」(パナマ船籍、一九、三四九トン)はホルムズ海峡近くのイランとアラブ首長国連邦(UAE)の間のフジャイラ沖合で十三日午前六時四十五分(日本時間同午前十一時四十五分)ごろ、砲弾による攻撃を後部に受けた。船体外板に砲弾が貫通したような跡があり、エンジンルームから出火したが乗組員が消火。約三時間後に再度甲板に着弾し乗組員が全員退避したため漂流中という。乗組員は米海軍の艦船に乗り中東の港に向かった。

 タンカーは同社のパナマにある子会社が借り、サウジでメタノール約二万五千トンを積んでシンガポールに向かう途中だった。台湾中油側によると、同社のタンカーはナフサ七万五千トンを積んでおり、UAEから台湾の高雄へ向かう途中だった。炎上したが沈没はしていないという。

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