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【国際】

香港、条例改正採決延期へ 行政長官、先送り方針 現地紙報道

 【香港=浅井正智】香港から犯罪容疑者の中国本土への移送を可能にする「逃亡犯条例」改正をめぐり、香港紙・星島日報(電子版)は十五日、政府トップの林鄭月娥(りんていげつが)行政長官が二十日に予定していた改正案の採決を延期する方針を決めたと伝えた。十五日中にも発表するとしており、高まる市民の反対を前に政府が譲歩を余儀なくされた形だ。

 星島日報によると、林鄭氏は十四日夜、政府幹部を集めた会議で延期の方針を決定。十五日に立法会(議会)の親中派議員らに説明した後、香港市民に向けて発表するという。同紙は、林鄭氏が最近、中国の韓正(かんせい)副首相と香港に隣接する広東省深センで会い、改正案の取り扱いについて協議したと伝えており、中国政府の了承を得ているとみられる。

 八十人近い負傷者を出した十二日のデモを受け、立法会の曽〓成(そぎょくせい)前議長は十四日、香港メディアに「政府が改正を推し進めようとすれば影響は計り知れない」と指摘。陳方安生(ちんほうあんせい)(アンソン・チャン)元政務官はじめ元高官ら二十七人が連名で改正案の撤回を要求するなど、ここにきて政府に方針転換を促す動きが出ていた。

 ただ、政府はあくまで審議を先送りするだけで、反対派が求める改正案撤回はかたくなに拒否している。このため反対運動が収束するかどうかは不透明だ。

※〓は金へんに玉

 

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