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【国際】

再選へ正式出馬表明 トランプ氏陣営に危機感

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 【ワシントン=金杉貴雄】二〇二〇年米大統領選での再選を目指すトランプ大統領(73)が十八日、一期目の「実績」を前面に打ち出し、正式に出馬表明した。陣営内部の情勢調査では厳しい数値が判明し、焦りもある中で早くも臨戦態勢をとった格好だ。現職大統領の再選挑戦は通常圧倒的有利だが、トランプ氏の場合は政権運営と同様「予測不能」だ。

 「『米国を偉大なままに』。私は今夜、正式に立候補する。けして失望させない」。トランプ氏が呼び掛けると、フロリダ州オーランドの会場に集まった二万人の支持者は跳び上がるように歓声を上げ、熱狂した。トランプ氏は一時間以上演説し、満足そうに拍手し、会場を鼓舞した。「勝って、勝って、勝ち続ける。米国を再び強くする」

 過去、再選を目指した現職米大統領の当選確率は高い。第二次大戦後八人が成功し、失敗は三人だけ。知名度が抜群で一期目の実績を強調できる一方、他党の候補は党内の指名争いで疲弊するためだ。トランプ氏が、自信満々の様子で再選出馬を宣言したのもうなずける。

 だが、内実は危機感が増している。

 米メディアは今月、陣営の内部調査で、再選のかぎを握るペンシルベニア、ウィスコンシン、フロリダなどの重要州でトランプ氏が民主党候補のバイデン前副大統領に大きく差をつけられている結果が出た、と報じた。

 さらにキニピアック大が公表した全国調査では、トランプ氏はバイデン氏に13ポイント差と大きくリードされているだけでなく、サンダース、ハリス、ウォーレン各上院議員やブティジェッジ・サウスベンド市長など他の民主候補に対しても軒並み劣勢だった。

 トランプ氏自身が、こうした数字に神経をとがらせている。ツイッターで、米メディアが報じた内部調査の数字を「フェイクニュース」と否定。逆に少しでも自分に有利な支持率調査が公表されると、そのたびにアピールしている。

 ただ、トランプ氏は、一六年の大統領選でも劣勢が伝えられていたが勝利したこともあり、単純な支持率の数字だけではつかめないのも事実だ。予想として「トランプ氏が再選される」と思う人が全体の54%に上るとのCNNテレビの調査結果もある。

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