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【国際】

香港デモ隊 議会占拠 当局「強制排除する」

1日、香港で、立法会の議場に、英植民地時代の旗を掲げるデモ隊。周囲をメディアが取り囲んだ=共同

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 【香港=浅井正智】香港の中国返還二十二年となった一日、香港から犯罪容疑者の中国本土への移送を可能にする「逃亡犯条例」改正に反対するデモ隊の一部が、立法会(議会)に突入、事実上の占拠状態となった。警察当局は同日夜、「短時間内に立法会からデモ隊を強制排除する」と発表、極度に緊張が高まっている。

 立法会では午後一時半(日本時間同二時半)ごろ、デモ隊の一部が立法会入り口のガラスに台車を打ち付けるなどして破損。同五時半ごろには、ガラスが破損した箇所からデモ隊が建物内に突入した。

 警官隊は衝突を避けるため退いたとみられ、デモ隊は歴代議長の肖像画を破壊したり、議場の壁にスプレー塗料で落書きするなどした。二〇一四年に民主化を求めて香港の幹線道路を長期間占拠した「雨傘運動」では、立法会を包囲したものの、議会内部までは占拠されなかった。

 警察当局は同日夜、フェイスブックで強制排除を予告するとともに、「抵抗すれば適切に武力を行使する」と警告。デモ参加者に速やかな退去を呼び掛けた。

 この日は立法会での動きとは別に、恒例の民主派団体主催のデモも行われ、主催者発表で五十五万人が参加した。デモ隊は、スタート地点のビクトリア公園から香港島中心部に向かって練り歩いた。

 林鄭氏はこの日午前、政府主催の返還二十二周年記念式典で、「市民と政府の間に矛盾と紛争をもたらしてしまったことを教訓とする」と述べたが、条例改正案の撤回や自身の進退に関する言及はなかった。

 

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