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【国際】

下着「KIMONO」名称撤回 米タレント 京都市の再考要請 奏功か

キム・カーダシアンさんが手掛けるブランドの下着。ソーシャルメディアから=Vanessa Beecroft氏提供、ロイター・共同

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 【ニューヨーク=赤川肇】米タレントでモデルのキム・カーダシアンさん(38)=写真、AP・共同=がブランド名に「KIMONO(キモノ)」を使った矯正下着を販売する方針を明らかにしたところ、「日本文化の軽視、盗用だ」などと物議を醸し、改称に追い込まれた。写真共有サイト「インスタグラム」で一日、「慎重に検討した結果、新しい名前で発売する」と発表した。

 発端は六月二十五日。カーダシアンさんは一億四千万人超のフォロワー(閲読登録者)を擁するインスタグラムなどでKIMONOブランドを公表。この事業に「十五年間、熱い思いを抱いてきた」と強調し、異なるサイズや色合いの展開予定を紹介した。

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 しかし翌二十六日にはAP通信がネット上の「反発」を報じた。二十七日付の米紙ニューヨーク・タイムズ電子版によると、カーダシアンさんは「伝統着を模倣、侮辱する衣類をデザインしたり販売したりする意図はない。日本文化におけるKIMONOの大切さを理解している」と釈明。改称を否定し、商標登録の出願も認めていた。

 同紙は「下着ブランドと一緒にされたくない」といった着物愛用者らの批判を紹介。商品名にKIMONOを冠した避妊具や付けまつげが既に流通している現状も指摘した。

 一方、「きもの文化の中心」を自任する京都市は二十八日、カーダシアンさん側に「再考」を促す公開書簡を発表。「KIMONO(着物)の名称は共有の財産で、私的に独占すべきものではない」と主張していた。

 

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