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【国際】

胎児死亡の母、殺人罪に 米アラバマ州 「けんか始めた」と責任問われる

 【ニューヨーク=赤川肇】米南部アラバマ州の大陪審が、けんかが原因で妊娠五カ月の胎児を死なせたとして胎児の母親を殺人容疑で告訴し、弁護側は一日、「不合理かつ不正義だ」と検察側に不起訴処分を求める書面を提出した。米主要メディアが一斉に報じた。

 AP通信によると、母親のマーシェ・ジョンズ容疑者(28)は二〇一八年十二月、胎児の父親を巡り口論となった女性(23)に腹部を撃たれ、流産。当初は女性が殺人容疑で訴追されたが、警察は容疑者が口論を始め、女性は自己防衛のために撃ったと結論づけた。

 これを受け、大陪審は六月二十六日、「妊娠五カ月だと認識しながらけんかを始め、意図的に死を招いた」と容疑者を刑事告訴。容疑者は同日、逮捕された。

 同州は一八年、胎児に人としての法的権利を認めるよう州憲法を改正。今年五月、性暴力や近親相姦の場合も人工妊娠中絶をほぼ全面禁止する「全米で最も厳しい」とされる州法が成立し、人権団体などが取り消しを求めて提訴している。

 

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