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【国際】

フォンデアライエン氏 独政権4期入閣「スーパーママ」

ドイツ・アエルツェンで1日、兵士と歩くフォンデアライエン国防相(中央)=AP・共同

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 【ベルリン=近藤晶】EU首脳会議で次期欧州委員長に指名されたドイツのフォンデアライエン国防相(60)は、二〇〇五年のメルケル政権発足以来、四期連続で閣僚としてメルケル氏を支え、有力な後継候補として名前が挙がったこともある。

 一九九〇年にメルケル氏と同じ中道右派「キリスト教民主同盟(CDU)」に入党。州議会議員を経て、第一次政権で家庭相として初入閣した。第二次政権では労働・社会相を務め、第三次政権の一三年に初の女性国防相に就任した。

 ブリュッセル生まれで、英国と米国に留学経験がある。婦人科医師の資格を持ち、医師の夫との間に七人の子どもがいることから、「スーパーママ」(独メディア)と評される。

 家庭相の在任中には保育所の大幅増設を提案し、家族のあり方を巡って国民的議論を巻き起こした。国防相としては、ドイツの軍事的貢献が少ないとの米国の批判に対し、北大西洋条約機構(NATO)でドイツがより責任を果たすべきだとの考えを示している。

 EUの将来像については、独誌シュピーゲルで「目標とするのは、ドイツや米国のような連邦国家をモデルとする欧州合衆国」と述べるなど、統合深化に積極的とされる。

 EUの行政執行機関トップの欧州委員長は「首相」に相当し、強い指導力が求められる。就任には欧州議会で過半数の承認が必要で、まずは今月中旬の議会承認を乗り切れるかが焦点となる。 

 

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