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【国際】

無条件での日朝首脳会談開催 正恩氏が首相の方針「留意」

 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が六月に中国の習近平(しゅうきんぺい)国家主席と会談した際、無条件での日朝首脳会談開催を目指す安倍晋三首相の方針について「留意している」と話したことが分かった。日本側の真意を見極めたいとの考えも表明。習氏が六月二十七日の日中首脳会談時にこうした内容を首相に説明した。日中外交筋が四日、明らかにした。

 首相は停滞状況が続く日本人拉致問題の打開に向け前提条件なしの日朝首脳会談実現を目指す新たな方針を言明。正恩氏が首相の意向を認識していることが裏付けられた形だ。正恩氏は、二月のベトナムでの米朝首脳会談でも「日朝間の懸案として拉致問題があるのは分かっている。いずれ首相とも会う」と言及している。

 北朝鮮はこれまで「過去の植民地支配の清算が必要だ」などと対日批判を繰り返しており、今後の対応に変化が出てくるかどうかが焦点となる。日本政府は首相方針を踏まえ、水面下を含め北朝鮮への働き掛けを継続する考え。発言に込められた正恩氏の意図についても分析を進める。

 習氏は六月二十〜二十一日に北朝鮮・平壌(ピョンヤン)を訪れ、正恩氏と連日会談した。両首脳がどちらの会談の際に日朝関係を巡るやりとりを交わしたのかは不明だ。習氏は大阪市内で二十八〜二十九日に開かれた二十カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)に合わせて来日し、首相と会談した。日本政府の発表によると、習氏は首相との会談で「日朝関係に関する日本の立場と首相の考えを正恩氏に伝えた」と説明。ただ正恩氏が習氏に対し、どう回答したかは明らかになっていなかった。

 

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