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【国際】

中国、南シナ海で発射実験 弾道ミサイル 米懸念表明

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 【ワシントン=共同】米国防総省当局者は四日、中国が南シナ海で弾道ミサイルの発射実験を実施し、南シナ海の洋上に着弾したと明らかにした。同海域で中国のミサイル実験が確認されるのは初めてとみられる。同当局者は声明で「遠距離の標的を精密に核・通常攻撃できる中距離弾道ミサイルを中国は拡充している」と指摘し、中国による軍事拠点化の動きに懸念を表明した。

 米CNNテレビによると、発射されたのは空母などの洋上艦を標的にする対艦弾道ミサイルとみられ、周辺国と領有権を争う南沙(英語名スプラトリー)諸島周辺で中国が造成した人工島から発射されたという。

 中国外務省の耿爽(こうそう)副報道局長は四日の記者会見で「軍に聞いてほしい」と説明を避けた。耿氏は三日の会見では、南シナ海情勢を巡り「空母を派遣しているのは米国だ。誰が軍事化を進め波風を立てているのかは明らかだ」と述べ、米国を批判していた。米メディアによると、中国は南沙諸島周辺で、六月二十九日〜七月三日の予定で軍事演習を実施。発射実験は演習の一環として行われたもようで、複数発が発射された可能性がある。

 国防総省当局者は声明で、米国が「自由で開かれたインド太平洋構想」を推進すると強調。米軍は中国が南シナ海に造成した人工島周辺に艦船を航行させる「航行の自由」作戦の頻度を高めており、中国に対抗する構えを鮮明にしている。

 

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