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【国際】

「トランプ政権無能」 英駐米大使、外交文書で酷評

 【ロンドン=沢田千秋】英国の駐米大使が、米国のトランプ政権を「無能だ」などと記した外交文書を、英紙デーリー・メールが報じた。英外交筋の「本音」が露呈した格好でトランプ氏の反発は必至。英米関係悪化の火種となりかねない。

 文書は、キム・ダロック大使が二〇一七年以降、本国の安全保障担当の高官にあてた外電や会議のメモ。

 ダロック氏は「この(トランプ)政権が正常化するとは思わない。より予測不能となり、派閥は分裂、外交的には無能になる」と批判。英米間で見解が異なる気候変動、報道の自由、死刑制度などを巡る問題が、英国の欧州連合(EU)離脱後に通商関係の強化を目指す両国間の障壁となる可能性を示唆した。また、米国の対イラン政策は「政権内が分断しており筋が通っていない」と分析した。

 一方で「トランプ氏を甘くみてはいけない」と指摘し、二〇年大統領選での再選を予測。トランプ氏の対処法として、側近の懐柔やメイ英首相から月二、三回の電話を挙げたほか、英国の政治家にはお世辞を言うことなどを勧めている。

 英政府は文書の存在を認めた上で「必ずしも閣僚や政府の見解ではない」としている。

 

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