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【国際】

ギリシャ、政権交代へ 4年半ぶり 中道右派が勝利宣言

7日、ギリシャ総選挙で勝利し、支持者に応える最大野党「新民主主義党(ND)」のミツォタキス党首=AP・共同

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 【パリ=竹田佳彦】財政危機から二〇一八年八月に脱したギリシャの総選挙(定数三〇〇)が七日、投開票された。中道右派の野党・新民主主義党(ND)が地滑り的勝利を収め、国会で単独過半数を占める勢い。チプラス首相が率いる与党急進左派連合(SYRIZA)は第二党で、二〇一五年一月以来、四年半ぶりの政権交代は確実となった。

 開票率97・6%時点でNDは39・8%を獲得し、議席は単独過半数の一五八議席になる見込み。SYRIZAは31・5%で八六議席。欧州各地で極右勢力が支持を伸ばすが、難民排斥を主張する「黄金の夜明け党」は、議席獲得に届かなかった。投票率は57・8%。

 NDのミツォタキス党首は七日夜「社会は成長と雇用創出、安全保障で明確な意思表示をした」と勝利宣言。「すべてのギリシャ人を代表するため全力を尽くす」と政権運営に意欲を見せた。一方、チプラス氏は会見で「現在のギリシャは、(政権を取った)四年前とはまったく異なる。うなだれはしない」と述べた。

 チプラス氏は二〇一五年の前回選挙で「反緊縮」を掲げて躍進し、NDから政権を奪った。しかし長引く経済低迷を受けて、金融支援などと引き換えにEUが求める財政緊縮による再建案を受け入れ、国民の間に「裏切り」との失望感が広がった。隣国マケドニアの「北マケドニア共和国」への国名変更でも、二国間合意で譲歩したとして不満が広がっていた。

<ギリシャ総選挙> 任期4年の一院制議会(定数300)を改選。比例代表制で、12議席を全国区、288議席を56選挙区から選出。288議席のうち50議席は「ボーナス議席」として最多得票した党に上乗せされる。得票率が3%未満の党は議席を得られない。 (共同)

 

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