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【国際】

中国、弁護士ら一斉拘束から4年 表情乏しく 闘争続ける

 【北京=安藤淳】中国で二〇一五年、人権派弁護士や民主活動家ら約三百人が一斉拘束された「709事件」から四年がたった九日、支援者らが「今後も権利闘争を続ける」などとする声明を発表した。

 声明によると、事件を担当するはずの弁護人が拘束されて裁判が延期されたり、有罪判決を受けて今年二月に出所した人権派弁護士の江天勇(こうてんゆう)氏が今も実家で軟禁状態にあり、病院にも行けない状態だと訴えた。「家族の権利を守る闘争を続けなければ、われわれの良心に安寧はない」として活動への支持を求めた。

 国家政権転覆罪に問われ一月末に実刑判決を受けて服役中の王全璋(おうぜんしょう)氏は先月末、妻の李文足(りぶんそく)さんと約四年ぶりに山東省の刑務所で面会を果たした。しかし李さんによると、王氏は痩せて顔や手は黒ずみ、子どもとの久々の再会にも表情が少なかったという。「刑務所は私によくしてくれる」と繰り返し、「もう面会に来るな」とも話したという。李さんは「まるでロボットのようだった」と述べて夫の精神状態を気遣った。

 王氏は拘束後、家族らと面会ができない状態が四年近く続き、健康状態などを心配する西側メディアなどから注目を集めていた。

(左)王全璋氏=共同 (右)江天勇氏=共同

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