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【国際】

英艦、新たにペルシャ湾へ 船舶護衛強化 イラン反発必至

 【ロンドン=藤沢有哉】複数の英メディアは十二日、イラン核問題などで欧米とイランの緊張が高まっていることを受け、英政府が中東のペルシャ湾に軍艦を新たに派遣すると伝えた。英国船籍の護衛が強化されることになるが、イランの反発が強まるのは必至だ。

 英BBC放送などによると、地中海の英海軍駆逐艦ダンカンが近く、ペルシャ湾に入る。当初は、既に展開するフリゲート艦一隻が定期整備に入る際に交代する計画だったが、一定期間は二隻態勢をとる。駆逐艦は予定を早めて現地に入る。英政府の報道官は「(駆逐艦の派遣で)英国は引き続き、国際的なパートナーとともに、重要な航路を通る船の航行の自由を支援できる」と述べた。

 英運輸省は九日付で、イラン沖を航行する英国船籍の船の警戒レベルを最高の「3」に引き上げた。ただ、英政府は十一日、イランの船舶三隻がイラン沖ホルムズ海峡付近で十日に英国の石油タンカーの航路妨害を試み、フリゲート艦の警告で退去したと発表。さらに十一日には、英領ジブラルタルの警察当局が、四日に拿捕(だほ)したイランの大型タンカーの船長ら二人を、欧州連合(EU)の制裁に違反してシリアへ原油を運ぼうとした疑いで逮捕し、イランとの緊張が高まっている。

 ロイター通信によると、イラン外務省報道官は十二日、タンカー拿捕に関して「これは危険なゲームだ。タンカーの解放がすべての国々の利益になる」と国営メディアで強調。さらに「イランと地元の国々でこの地域の安全は確保できるので、外国勢力は出て行くべきだ」と訴えた。

 

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