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【国際】

コンゴ、エボラ熱「感染拡大恐れ」 WHOが緊急事態宣言

17日、コンゴのゴマで、子どもにワクチンを投与する医療関係者=ロイター・共同

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 【ジュネーブ=共同】世界保健機関(WHO)は十七日、コンゴ(旧ザイール)東部で流行が続くエボラ出血熱について、専門家による緊急委員会を開き、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当すると宣言した。国境地帯で感染者が出ており、隣国へ感染拡大の恐れがあるとした。WHOのテドロス事務局長は「国際社会に、より多くの支援を求める」と呼び掛けた。

 WHOによる緊急事態宣言は二〇一六年二月のジカ熱以来。エボラ熱では一四年八月に西アフリカでの流行で宣言しており、今回が二回目となる。

 緊急委のステファン委員長は会合後の記者会見で「現時点では国際的な脅威にはなっていない」と指摘、渡航や貿易の制限措置は取らないとした。

 コンゴでは一八年八月に流行が始まってから感染者は疑い例を含め二千五百人を超え、千六百人以上が死亡。先月、隣国のウガンダで感染者が出たほか、今月にはルワンダ国境に近いコンゴの大都市ゴマでも感染者が確認された。

 コンゴでは武力衝突が続く地域で流行しているため、治療や予防が十分に行えず、終息が見えない状況が続いている。

 WHOのテドロス事務局長は「最も困難な状態の中で異例の努力が続けられてきた。国際社会に、より多くの支援を求める」と呼び掛けた。一三〜一六年に一万一千人以上の死者を出した西アフリカのエボラ熱流行でWHOは対応が遅れ、批判を受けた。

◆検疫強化を発表 厚労省

 WHOの緊急事態宣言を受け、厚生労働省は18日、同国などからの入国者に対する検疫を強化するなどと発表した。

 同省によると、コンゴと隣国ウガンダへの滞在などが確認された入国者に対し、潜伏期間内の21日間は、体温の推移などを入国時に利用した空港の検疫所に報告してもらう。渡航者に対し注意喚起も続ける。

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