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【国際】

コンゴ・エボラ熱 緊急事態 長引く紛争、拡大阻止進まず

 【ヨハネスブルク=共同】コンゴ(旧ザイール)東部で昨年八月から流行し、世界保健機関(WHO)が十七日に緊急事態を宣言したエボラ出血熱は、これまでに千六百人以上が死亡した。長引く紛争で十分な治療ができず、周辺国への感染拡大の阻止に国際社会の取り組みが問われている。

 「ウイルスが地理的に広がる恐れがある」。WHOのテドロス事務局長は十七日、隣国ウガンダやルワンダに飛び火する可能性があるとして、国際社会が結束して対策に取り組むべきだと訴えた。

 コンゴ東部では携帯電話などの電子機器に使われる鉱物資源を巡り、紛争が続く。約百四十の武装勢力が乱立しているともいわれ、過激派組織「イスラム国」(IS)が四月に支部設立を宣言し混迷に拍車をかけた。

 今月十五日に医療従事者二人の殺害が明らかになるなど、襲撃事件が頻発。「エボラ熱は外国人が持ち込んだ」とのデマを信じ医療従事者を敵視する住民もおり、援助機関の治療や予防活動の妨げとなっている。

 コンゴ東部で発症した家族連れが六月、国境を越えウガンダに入国後に死亡。住民は商売などで日常的に国境を行き来しており、感染者がスクリーニング設備のある場所を通らず検査をすり抜けた場合、感染拡大を防げないのが現状だ。

 

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