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【国際】

ホルムズ海峡 イラン、英タンカー拿捕 革命防衛隊発表 報復か

拿捕された英タンカー「ステナ・インペロ」=5月、撮影場所不明(KARATZAS IMAGES提供、AP・共同)

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 【カイロ=奥田哲平、ロンドン=藤沢有哉】イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は十九日、ペルシャ湾のホルムズ海峡で英国船籍のタンカーを拿捕(だほ)したと発表した。イラン国営メディアが伝えた。イラン産原油を運んでいたタンカーが英国に拿捕されたことへの報復行為とみられ、イラン核問題をめぐる情勢はさらに緊迫度が増しそうだ。

 英国の運航会社の発表では、拿捕されたタンカーは「ステナ・インペロ」で二十三人が乗船。サウジアラビアへ向かっていたが、ホルムズ海峡で十九日午後七時半(日本時間二十日午前零時)ごろ、所属不明の小型船とヘリコプターが接近。タンカーの航路が急に西方からイラン方面の北方へ変わり、連絡が取れなくなった。

 革命防衛隊は「国際的な航行規則を守らなかった」と説明。地元ホルムズガン州の海事当局に引き渡され、調査を受けているという。

 ロイター通信によると、同海峡では約四十分後、別の英会社が運航するリベリア船籍のタンカーも急にイラン領海に入った。同社の発表によると、武装した何者かが一時乗り込んだが、解放されたという。

 英メディアによると、英政府は緊急事態に関する会議で対応を協議。ハント外相は「熟慮して断固とした対応をする。航行の自由が制限されるなら、イランは最大の敗者になる」と批判しつつ、外交的解決を模索する考えを語った。

 英国は四日、英領ジブラルタル沖でイランの大型タンカーを拿捕。一方、イランはタンカーの即時解放を求め、最高指導者ハメネイ師は十六日に「悪質な海賊行為を見過ごすわけにはいかない」と報復を示唆した。

 

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