東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 7月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

英保守党 新党首にジョンソン氏 首相就任、離脱主導へ

 【ロンドン=沢田千秋】英国の与党・保守党は二十三日、ボリス・ジョンソン前外相(55)が新党首に選出されたと発表した。全国約十六万の党員投票で、有効票の66・4%を獲得し、ジェレミー・ハント外相(52)に圧勝した。二十四日、エリザベス女王から組閣の任命を受け、新首相に就任する。欧州連合(EU)離脱を巡る混乱で引責辞任するメイ首相に代わり、英国の離脱へ道筋をつけられるか手腕が問われる。

 ジョンソン氏は就任スピーチで「期限の十月末にEUを離脱する」と断言。「離脱、国の結束、打倒・コービン(労働党党首)」と繰り返した。離脱を念頭に、EUとの協調と英国の自立は両立可能として「眠れる巨人が立ち上がり、弱気と消極性のロープを引きちぎるように、われわれはもう一度、自分たちの能力を信じ、この素晴らしい国を一つにしよう」と、所属議員に呼び掛けた。

 しかし、社会、経済への深刻な影響が予想される合意なき離脱も辞さないジョンソン氏には、野党だけでなく与党の一部からも根強い反発がある。コービン氏はツイッターで「損害をもたらす合意なき離脱を進めるジョンソン氏は、国民の支持を得ていない。総選挙で国民が首相を決めるべきだ」と対決姿勢を鮮明にした。与党は下院で過半数割れの危機に直面しており、十月末の離脱に向け、再び議会の混乱が予想される。

 英国は二〇一六年六月の国民投票で、僅差で離脱を決めた。メイ氏がEUとの間でまとめた協定案は、英領北アイルランドの国境管理を巡り議会の反発を招き、下院で三度否決された。三月末に予定された離脱は延期となり、メイ氏は打開策を見いだせず辞任に追い込まれた。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報