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【国際】

ロ疑惑「潔白否定」決定打なし モラー氏証言 トランプ大統領再選なら時効か

 【ワシントン=金杉貴雄】トランプ米大統領のロシア疑惑を捜査したモラー元特別検察官は二十四日、捜査報告書提出後初めて議会公聴会で証言した。司法妨害についてトランプ氏の「潔白」を否定しつつも、罪に当たるか否かの結論も出さなかったことをあらためて明確にした。決定打のない中、野党民主党とトランプ氏の対立はさらに激しくなりそうだ。

 モラー氏は司法妨害について、十事例を列挙した捜査報告書の内容を踏まえ「トランプ氏は無罪であることを証明されなかった」とあらためて強調した。

 六時間以上続いた公聴会で最も注目されたのは、「現職の大統領は起訴されない」とする、米国憲法の解釈に基づく司法省の長年の見解を巡る証言。モラー氏は「トランプ氏を起訴しなかったのは司法省の見解が理由か」と問われ「そうだ」といったん答えたが、その後「大統領が罪を犯しているかどうか結論に達しなかった」と訂正した。「起訴に値したが、司法省の見解に基づきしなかった」との見方を否定し、捜査として結論を出せなかったことを確認した形だ。

 モラー氏は「大統領退任後にトランプ氏が訴追される可能性があるか」との質問には「その通りだ」と回答した。ただ米メディアなどによると、司法妨害の公訴時効の期間は五年のため、来年の大統領選でトランプ氏が再選されれば時効となる可能性が高い。

 CNNテレビによると、モラー氏の回答拒否は二百六回に上り、「弾劾への道を切り開く転機にならなかった」と指摘。トランプ氏は二十四日、公聴会で新事実が出なかったことに安堵(あんど)した様子で「今日はとても良い日だ。作り話だったと全ての人が知った」などと上機嫌で記者団にまくしたてた。

 

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