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【国際】

北「発射は新型兵器」 正恩氏視察 米韓演習中止要求

26日付の北朝鮮の労働新聞が掲載した、発射される「新型戦術誘導兵器」の写真=コリアメディア提供、共同

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 【北京=城内康伸】北朝鮮国営の朝鮮中央通信は二十六日、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の立ち会いの下、「新型の戦術誘導兵器」の威力を示す発射が二十五日に行われた、と報じた。東部虎島(ホド)半島付近から同日朝、日本海に向け発射された新型短距離弾道ミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体二発を指すとみられる。発射は韓国軍部に「厳重な警告」を送るためとし、正恩氏は文在寅(ムンジェイン)韓国大統領に、最新鋭兵器の搬入や八月に予定される米韓合同軍事演習の中止を要求した。

 同通信によると、戦術誘導兵器は低空で飛行し、迎撃が難しい特性があり、正恩氏はその威力を直接確認し、「満足に思う」と話した。「わが国の安全に対する、南側(韓国)による潜在的・直接的脅威を取り除くための超強力な兵器体系を、たゆみなく開発すべきだ」と軍需部門の幹部らに指示した。

 正恩氏は、文在寅氏を指す「南朝鮮当局者」という表現を使って「世界の人々の前では『平和の握手』を演出し、後ろに回ると、最新兵器を搬入したり、合同軍事演習を強行したり、奇怪な行動をしている」と述べ、文氏を批判した。

 一方、トランプ米政権に関する言及はなく、米朝交渉再開に向けて配慮しているとみられる。

 二十六日付の労働党機関紙・労働新聞(電子版)は移動式発射台(TEL)から兵器が打ち上げられる様子や、視察する正恩氏など計十二枚の写真を掲載。五月に発射された新型短距離弾道ミサイル「KN23」かその改良型とみられる。

 

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