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【国際】

新首相試練 英ポンド下降 離脱姿勢を経済界警戒

ジョンソン英首相=ロイター・共同

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 【ロンドン=藤沢有哉】英国でジョンソン新首相が誕生した後、外国為替市場では英通貨ポンドの下落傾向が強まっている。ジョンソン氏が欧州連合(EU)からの十月末の離脱を公言し、社会、経済が混乱する「合意なき離脱」が現実味を帯びているためだ。

 三十日の外為市場は一時、一ポンド=一・二一五ドルを下回って推移し、二年四カ月ぶりの安値水準を記録した。ジョンソン氏が与党・保守党党首選で勝った前日の二十二日は一ポンド=一・二四八ドルだった。夏休み期間のポンド安に、英BBC放送(電子版)は「英国から海外旅行する人には恐ろしい夏になるかもしれない」という専門家の談話を伝えた。

 ジョンソン氏の強硬離脱姿勢には、英経済界も危機感を募らせる。英自動車製造販売協会は二十六日、同氏に送ったマイク・ホーズ会長の書簡を公表。合意なき離脱に陥ると、EU加盟国との取引で関税や煩雑な通関手続きが復活するため、「合意なき離脱は選択肢ではない」と強調した。

 英産業連盟も二十八日、離脱関連の調査結果発表に伴って声明を公表。「合意なき離脱への準備を加速する時だ」としつつ、英政府とEUに「新首相誕生という政治的力学を利用し、将来の成長と繁栄を促進させる合意に向けて取り組むことを勧める」と訴えた。

 

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