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【国際】

北、再びミサイル2発 韓国軍発表 米韓に揺さぶりか

 【ソウル=中村彰宏】韓国軍合同参謀本部は三十一日、北朝鮮が同日午前五時六分と同二十七分ごろ、東部の元山(ウォンサン)付近から二発の短距離弾道ミサイルを発射したと明らかにした。高度は三十キロ、飛行距離は約二百五十キロと推定している。北朝鮮は二十五日に短距離弾道ミサイル二発を発射したばかり。米韓合同軍事演習の中止などを求め、米韓へさらなる揺さぶりをかけたとみられる。

 日本の防衛省は、日本の領域や排他的経済水域(EEZ)への弾道ミサイルの飛来は確認していないと明らかにした。

 同本部は「相次ぐミサイル発射は朝鮮半島の緊張緩和の努力に助けにならない」とあらためて北朝鮮を非難。二十五日のミサイルと類似しており、移動式発射台から発射した「試験発射」とみて分析している。

 二十五日に発射したミサイルについて同本部は短距離弾道ミサイルで約六百キロ飛行したと判断。迎撃が難しいロシア製の短距離弾道ミサイル「イスカンデル」と酷似していると指摘した。六百キロなら韓国全土と日本の一部が射程に入る。

 北朝鮮は二十六日、国営メディアで前日のミサイル発射を伝え、文在寅(ムンジェイン)政権に対し八月の米韓合同軍事演習や、ステルス戦闘機F35の導入の中止を要求。韓国政府は演習実施の方針を変えておらず、これに北朝鮮が反発した可能性がある。

 トランプ米大統領は前回の発射後、短距離弾道ミサイルは問題視しない姿勢をみせたことから、北朝鮮は再び武力挑発に踏み切ったとみられる。

◆安倍首相 安全保障に影響ない

 安倍晋三首相は三十一日午前、北朝鮮の短距離弾道ミサイル発射を受け「わが国の安全保障に影響を与えるような事態でないことは確認されている。引き続き米国などと緊密に連携をしていく」と官邸で記者団に語った。

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