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【国際】

米、日韓に対立自制要求 軍事情報協定の破棄警戒

 【バンコク=共同】米国務省高官は二日、バンコクで記者団の取材に応じ、今月下旬に更新の可否を判断する期限を迎える日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について、破棄されれば「米国の安全保障上の利益も危険にさらされる」と日韓両政府に自制を求めた。両国間の対立が先鋭化しているのは双方が抱える「感情的な問題」とも指摘、手遅れにならないよう早急な解決を促した。

 韓国では日本の輸出規制強化に対抗し、同協定破棄をちらつかせる発言が出ている。米側は歴史問題が絡む日韓対立に関与することには消極的だったが、協定が破棄されれば、米国の同盟国である日韓間で軍事上の機密情報を共有することができなくなり、短距離弾道ミサイルなどの発射を繰り返す北朝鮮対応を含む北東アジアの安全保障を巡る日米韓連携に支障を来しかねないと懸念を強めている。

 米高官は日韓対立について「初めて起きたことではない」としながらも、非核化を巡る米朝協議再開を目指していることを念頭に「今回は時期が悪い。われわれは速やかにこれを乗り越える必要がある。(日韓は)新たな追加措置を取るべきではない」と訴えた。

 さらに「北朝鮮に対する共同戦線が機能しなくなれば、非核化を促すことが困難になる」と述べ、日韓が大局的な観点に立って対立を解消することに強い期待を示した。

 

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