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【国際】

米テキサスで銃乱射、20人死亡 白人男を拘束 憎悪犯罪か

3日、米南部テキサス州エルパソで、ライフルを手にウォルマートに侵入したパトリック・クルシウス容疑者の監視カメラの映像=UPI・共同

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 【ニューヨーク=赤川肇】米南部テキサス州エルパソのショッピングモールで三日午前十時半(日本時間四日午前一時半)ごろ、銃乱射事件があり、州当局によると二十人が死亡、二十六人が負傷した。警察当局は容疑者として白人の男(21)を現場で拘束し、中南米からの移民を対象とした憎悪犯罪(ヘイトクライム)の可能性も視野に捜査している。 

 米メディアによると、拘束されたのは現場から約九百キロ東にある同州アレン出身のパトリック・クルシウス容疑者。地元警察幹部は記者会見で、容疑者によるとみられる犯行声明の存在を明らかにし、「憎悪犯罪につながる可能性をある程度示している」と指摘した。

 米NBCニュースによると、声明はインターネットの掲示板に掲載。テキサスの移民への中傷のほか、三月にニュージーランド・クライストチャーチのイスラム教礼拝所で五十一人が死亡した銃乱射事件に着想を得た旨が書いてあった。

 ショッピングモールは高速道路沿いにあり、南四キロにメキシコとの国境がある。その一角にある大型量販店「ウォルマート」が主な現場で、警察当局によると、事件当時、千〜三千人がいて新学期を控えた売り出しでにぎわっていた。

 国勢調査によるとエルパソの人口は推計六十八万人で、ヒスパニック(中南米)系が八割を占める。ロイター通信によると、メキシコのロペスオブラドール大統領は犠牲者の三人がメキシコ国民だと発表した。

 銃乱射事件が後を絶たない米国では、二〇一七年十月に西部ネバダ州の屋外コンサート会場で史上最悪の五十八人が死亡。昨年は十人以上が亡くなる事件が四件あり、今年五月には南部バージニア州バージニアビーチ市庁舎で十二人が命を落とすなど、近年は多数の犠牲者が出るケースが目立っている。

 テキサス州は銃規制が相対的に緩く、一般市民でも免許があれば拳銃を持ち歩けるほか、乱射事件で多用される攻撃型ライフルの規制もない。銃乱射事件では一七年十一月にサザーランドスプリングズの教会で二十六人が、一八年五月にサンタフェの高校で十人が死亡した。

 

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