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【国際】

名称・日程遅らせ北に配慮 米韓演習「防御」想定で実施

 【ソウル=境田未緒】米韓両軍は五日、朝鮮半島の有事を想定した合同軍事演習を始めた。北朝鮮への刺激を避けるため、図上演習で「防御」を想定したケースを中心に実施される見込み。正式名称や日程の決定も遅らせたが、北朝鮮の強い反発を招くのは必至だ。

 米韓は二〇一八年から、大規模な合同軍事演習を中止しており、夏の指揮所演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」、春に実施していた野外機動訓練「フォール・イーグル」と指揮所演習「キー・リゾルブ」を終了した。ただ七月二十五日以降、三回にわたって新型短距離弾道ミサイルなどを発射している北朝鮮は、合同演習の実施自体を批判している。

 韓国国防省は今回の訓練を「基本的な運用能力の検証のため」と説明。韓国メディアによると八日までは事前演習と位置付けられている。エスパー米国防長官が訪韓する九日以降に演習の日程や名称を正式に決め、二十日ごろまでコンピューターシミュレーションによる本格的な指揮所演習を実施する。

 演習では、米軍から韓国軍への戦時作戦統制権転換に向けた運用能力を集中的に検証。これまでは、「防御」と「反撃」の二パターンを実施してきたが、北朝鮮を刺激するのを避けるため、防御が中心になる見通しという。

 韓国国防省は五日、国会に対して北朝鮮が七月二十五日と三十一日に発射した飛翔(ひしょう)体は新型短距離弾道ミサイル、八月二日は短距離飛翔体だという分析を報告。北朝鮮は七月二十五日に発射したのは新型戦術誘導兵器、三十一日と八月二日は「大口径操縦放射砲(多連装ロケット砲)」と発表しており、米韓当局は今後も詳細な分析を続ける。

 

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