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【国際】

パキスタンがインド大使追放へ カシミール自治権剥奪に対抗

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 【イスラマバード、ニューデリー=共同】パキスタン政府は七日、カシミール地方の領有権を争う隣国インドが北部ジャム・カシミール州の自治権を剥奪したことへの対抗措置として、インドの駐パキスタン大使に国外退去を要求し、パキスタンの駐インド大使の召還も決めた。外務省関係者が明らかにした。

 インドとの貿易停止も発表。カーン首相はインドとの衝突に備え、軍に警戒を指示した。両国は核保有国で、対立の激化が懸念される。パキスタンの国家安全保障委員会は七日、自治権剥奪の問題を国連安全保障理事会などで取り上げるよう求めると表明した。

 米国務省報道官は七日、声明を出し「両国の直接対話を支持する」と双方に自制を求めた。

 一方、インドのPTI通信などによると、インド治安当局は八日までに、政治活動家ら五百人以上を同州で拘束。電話やインターネットが遮断され、集会も禁止されている。治安悪化や、同州の独立を求めるイスラム過激派のテロを防ぐため、厳戒態勢が敷かれた。

 同州はイスラム教徒が多数派で、イスラム教を国教とするパキスタンと分離独立した一九四七年以来、領有権争いが続いている。インド上下両院は五〜六日、州外の住民の土地取得を制限するなどしていた憲法の改正と、同州を二つの連邦政府直轄地に分割する法案をそれぞれ可決した。

 

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