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【国際】

「米韓演習後に実務協議」 正恩氏手紙 トランプ氏明かす

 【ワシントン=金杉貴雄】トランプ米大統領は十日、新たに受け取った「とても美しく、前向きな手紙」で北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が「米韓合同軍事演習の終了後すぐに会談し、交渉を始めたい」と記していたとツイッターで明らかにした。北朝鮮が繰り返している短距離ミサイル発射は「米韓の演習が終われば止まるだろう」との見通しも示したとしている。

 トランプ氏はツイッターで「遠くない将来、正恩氏と会うことを楽しみにしている」と四度目の米朝首脳会談に意欲を示した。「核のない北朝鮮は世界で最も成功する国の一つになるだろう」と非核化もあらためて求めた。

 朝鮮半島有事を想定した米韓合同軍事演習は今月五日に始まり、二十日まで行われる予定だ。

 手紙には「ばかげた、高価な演習」(トランプ氏)に対する正恩氏の不満も記されていた。短距離ミサイル発射については、わずかな謝罪があったという。

 両首脳は六月末に板門店で三度目の会談を行い、実務協議の再開で一致。トランプ氏は劇的な演出で交渉前進をアピールしたはずが、その後、北朝鮮は実務協議に応じず、米韓合同軍事演習に反発する形で短距離ミサイル発射を繰り返し、交渉は進んでいない。

 トランプ氏は、北朝鮮への圧力に水を差しかねない日韓両国の対立に、いら立ちもみせている。九日には「日韓はいつもけんかしているが、われわれをとても困難な立場にする」として改善を要求した。

 トランプ氏は今のところ北朝鮮に対し経済制裁を緩和せず、国際的な圧力も維持して譲歩を引き出そうとしているが、日韓両国の関係悪化は、包囲網に亀裂を生じさせかねないからだ。

 

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