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【国際】

正恩氏「新兵器」の試射視察 北外務省、米韓演習を批判

 【北京=城内康伸】北朝鮮国営の朝鮮中央通信は十一日、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が十日、「新兵器」の試験発射を視察したと報じた。「新兵器システムが完成した」とし、北朝鮮が同日、東部・咸鏡南道咸興(ハムギョンナムドハムン)付近から発射した短距離弾道ミサイルとみられる飛翔体(ひしょうたい)二発のこととみられる。

 同通信によると、正恩氏は新兵器が「既存の複数の兵器システムとは違う優れた戦術的特性を有する」と述べ、試射の結果に「大きな満足の意」を表したという。

 十一日付の労働党機関紙・労働新聞は、二基の発射管を搭載した移動式発射台(TEL)から飛翔体が炎を上げて打ち上げられる写真を掲載。韓国の専門家は新型の地対地ミサイルと分析する。

 一方、同通信によると、北朝鮮外務省のクォン・ジョングン米国担当局長は同日、米韓合同演習を巡り韓国政府を非難する談話を発表した。談話は、演習が北朝鮮を「概念的な敵」としていると指摘。演習を中止するか、演習実施について誠意ある説明を行うまで、「北南間の接触自体が困難」と主張。「われわれが対話に臨む場合も、それは朝米間で行われるものであり、北南対話ではない」と述べ、韓国をけん制した。

 また、トランプ米大統領が「われわれの自衛権を認めた」として、短距離弾道ミサイルの発射を容認している、と正当化した。

 短距離弾道ミサイルの発射は国連安全保障理事会の決議に違反すると指摘されているが、トランプ氏は昨年六月の米朝首脳会談の合意には違反しないとし、問題視しない姿勢を示している。

 

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